「ただよびプレミアム」授業用テキスト
内容紹介
この講座は、難関国公立・早稲田大・上智大・難関私立大の文学部の合格ならびに共通テストで高得点を目指す受験生が、漢文読解の方法論を習得することを目的とした講座です。
ただ返り点にしたがって書き下し、パターン暗記した句法に当てはめて訳すだけの受験生から、能動的に文章を読み解き、漢文に著された思想や精神、思考の流れを享受できる受験生になってもらうことを目指します。そのために、良質な文章および問題を教材としています。
また、古典文学には私たちが十分には意識できていない何かが現れています。それを正確に読み取って、時空間をこえて私たちが過ごしている時代とその文学が描いた時代を見てほしいのです。そのためにはじっくりと言葉に向き合い、熟考して初めて知ることができると思います。
この講座が、文理選択およびレベル問わず、みなさんの漢文学習を有意義なものに変えるきっかけになることを信じています。
本書は、ただよびプレミアムの授業動画用のテキストです。動画とテキストを併用することにより、学習効果をより高めることができます。
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著者紹介
ただよび 漢文講師
朝倉吏
神奈川県出身。早稲田大学大学院教育学研究科卒業。
県下屈指の難関公立校に入学するも、高1の全国模試で校内ワースト10になり、自身の実力に絶望。しかし憧れの教育職を諦めきれず、現状を打破するために勉強法から見直す。理数系の教員を目指していたが、高2で古文文法・漢文文法のパズルに似た構造の鮮やかさに魅了され、国語教育界を志す。高3の全国模試では校内トップ10まで成績を上げ、私立最高峰の早稲田大学に現役合格を果たす。
「言語にも数学と同じような規則性が必ず潜んでいる」を教授法の根幹におき、言語法則を用いると数学の公式と同じく答えは必ず1つに集約できると断言する。数学的視点から文章を読み解く斬新なアプローチによって、国語が苦手な人も正確無比な答えを自ら導き出せる。その方法論を確固たるものにすべく大学院では、どの素材をどう教えるのが最も効果的かを追求した国語教授法を研究する。
【寄稿】『偏差値24でも、中高年でも、お金がなくても、今から医者になれる法』(KADOKAWA)